多くのオーナーから収入格差の是正を求める声も
『AP通信』は28日(日本時間3月1日)、2022年のMLBの平均年俸が前年比14.8%増の422万ドル(約5億7500万円)となり、過去最高記録となったことを報じた。
2022年の平均年俸が2000年以来の上昇率となる「17.7%」となったのは、メッツのマックス・シャーザー選手とフランシスコ・リンドア選手、レンジャーズのマーカス・セミエン選手とコーリー・シーガー選手との大型契約が影響したと分析。
また、年俸総額の上昇については、2022年度の年俸総額が45億6000万ドル(約6217億円)で、前年の40億5000万(約5522億円)ドルから12.6%アップしたことも報じた。
特に顕著なのはメッツで、2023年度の年俸総額は3億7000万ドル(約505億円)に到達すると予想。この数字は、2015年にドジャースが記録した年俸総額最高となる2億9790万ドル(約405億円)を大きく上回る。
選手会とMLBとの現行の労使契約が切れる2026年シーズン終了後、多くのオーナーが収入格差の是正について大幅な変更を主張するとされており、先月のMLBオーナー会議でこれらの問題を話し合う経済調査委員会が設立された。