強化試合は2戦合計で7打数4安打5打点の大暴れ
野球日本代表「侍ジャパン」の吉田正尚(レッドソックス)が7日、オリックスとの強化試合に「4番・左翼」で先発出場。先制適時打を含む3安打で4打点の活躍を見せ、“古巣”のファンの前で元気な姿を披露した。
試合後のヒーローインタビューは、さながら“吉田正尚WBC壮行会”のような空気に。昨秋の日本シリーズ以来となる京セラD大阪のお立ち台には「なつかしい」と笑顔を見せつつ、「7年間、この場所で成長ができたと思っていますし、たくさんの声援をいただき、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。
大谷と同様、“時差ボケ”で何日前に来日したかも覚えていないという状況の中、前日の阪神戦でもしっかりと適時打を放ち、この日は3安打の固め打ち。「調子はぼちぼち。ラッキーだったと思います」と謙遜しながら、「徐々に上がってきているので、あさってからの本戦に向けてしっかりと調整したい」と9日の初戦・中国戦を見据えた。
最後はスタンドに残ったファンに向けて、「あとはやるだけ。精一杯戦ってきたいと思います」と力強く宣言。
この時間を名残惜しむように「これから熱い戦いが始まっていきますので、本当に皆さんの声援が力になります。選手は思い切りプレーしてきますので、ぜひ僕たちにパワーを送っていただいて、一緒に戦って行きましょう!」と呼びかけ、球場は暖かい拍手に包まれた。