MLB通算116勝右腕を攻略
『MLB.com』は28日(日本時間29日)、アレックス・コーラ監督が、現地時間28日に行われたブレーブスとのOP戦最終戦で本塁打を放った吉田正尚選手(レッドソックス)を絶賛していることを報じた。
この日、「4番・左翼」として先発出場した吉田は1回裏、MLB通算116勝のチャーリー・モートン投手(ブレーブス)の速球を右中間深くに運ぶ2点本塁打を放った。
コーラ監督は、「モートンは、球種が豊富なので、攻略するのが難しいタイプの投手だ」とした上で、吉田が本塁打を打ったことを絶賛。
このことについて、吉田も、「センター方向へのラインドライブを打つことを常に心がけているので、良い結果が出て、本当に良かった」と通訳を介して語ったことを報じた。
また、コーラ監督は、第2打席に四球を選んだことについても、「彼はバッターボックスで何をすべきか理解している」と評価。
更に、吉田について「(コーチからのアドバイスを聞く)受容性、知性、そしてワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)でも見せた勝負強さ、まさしく勝負師の遺伝子を持つ男だ」とコーラ監督が絶賛していることを、CJハダッド記者が報じた。
そして、「今シーズンの彼が私たちをどこまで(ポストシーズン)連れていってくれるのか楽しみだ」と吉田の活躍に期待を膨らませていることにも言及。
吉田も、「レッドソックスは伝統あるチームであり、ワールドシリーズで何度も優勝しているチーム。毎日一生懸命プレーして、チームの勝利に貢献することだけを考えている」と力強く語った。
ハダッド記者は、「今、29歳の彼は、その打撃力をレッドソックスで発揮する準備ができている」と最後に締めた。
今シーズンは吉田にとってMLB1年目。厳しいスケジュールや移動に慣れる必要がある。
これから立ちはだかる、いくつもの壁を乗り越えてチームの躍進のキーマンとなれるか。吉田の活躍に熱い視線が注がれる。