右寄りの“シフト規制”で打率アップが期待される
エンゼルスの大谷翔平選手(28)が30日(日本時間31日)、アスレチックスとのメジャー開幕戦(オークランド・コロシアム)に「3番・投手」で先発出場。4回の第2打席に痛烈な“今季初安打”を放った。
アスレチックスの先発左腕・ミュラーと対戦し、初回の第1打席は空振り三振。4回の第2打席は無死一塁の場面で1ボール後の148キロ直球を捉え、これが二・遊間を鋭く破る右前打となった。
メジャーでは今季から大胆な守備シフトが規制され、一塁手と二塁手は二塁ベースより右、三塁手と遊撃手は二塁ベースより左にポジションをとることが義務化された。昨季までの大谷の打席では、遊撃手が二塁ベースの右に入り、一・二塁間を3選手で守る“大谷シフト”が常態化。この右寄り陣形廃止の恩恵をさっそく受ける形となった。
投げては立ち上がりから安定した投球で4回まで無失点。4回は一死から連打を許し二、三塁のピンチを招いたが、後続を連続三振に仕留めゼロを刻んだ。