◆ 「今年の杉本は楽しみ」
オリックスは6日、京セラドーム大阪で行われたソフトバンクとの試合に7－2で勝利し、連敗を「3」でストップ。山本由伸投手を筆頭に投手陣が好調ソフトバンク打線を2失点で抑えたのはもちろん、13安打7得点と打線の活躍が目立った。
打線は3回、3番・森友哉の適時打で先制すると、その後二死二・三塁のチャンスで6番・杉本裕太郎が2号3ランを放ち加点。8回にも頓宮裕真の満塁走者一掃の適時打で3点を追加し快勝した。
6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した田尾安志は、「森の加入は大きいですよ。森が頑張ってくれないと吉田正尚が抜けた穴はなかなか埋まらないと思っていましたけど、活躍してくれるんじゃないですかね」と森に対する期待を語った。
また、一髪を含む猛打賞と大当たりだった杉本については、「去年はほんとに居たの？というくらい前半戦は状態が悪かったが、今年のスイングを見たら去年の前半とは全く違うスイングをしてますから、これは一昨年の良い時の杉本になってますよ。最初から引っ張りを意識せず、センター方向を狙いながらインサイドのボールをレフト方向に打てている。今のスイングは逆方向にも打てると思うし、今年の杉本は楽しみ」と2021年パ・リーグ本塁打王の完全復活に期待を寄せた。
主砲・吉田正尚が今季チームを離れたことは、オリックスにとって痛手ではあるが、新加入の森や一昨年の状態に戻りつつある杉本の活躍をもってすれば、パ・リーグ3連覇、2年連続日本一も見えてくるだろう。
