セットアッパーの浜地が誤算
阪神は本拠地開幕戦を落とし今季初の連敗。
1-1で迎えた8回、2番手の浜地真澄が、一死から宮本丈にフォアボールを与えると、続く3番・山田哲人に1ボールから投じたストレートが高めに入り、バックスクリーンに放り込まれる2号2ランで勝ち越しを許した。
7日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した大矢明彦氏は「ホームランの前にフォアボールがあったんですよ。このフォアボールが浜地にすごく影響を与えましたね。代走を出されたのでランナーの足も警戒しなければいけない。それで(山田への)1球目のスライダーが大きく外れてしまったので、余計に慌てたと思うんですよね」と分析。「慌てて投げて真ん中高めということで、山田は逃さなかったですよね」と一連のプレーを振り返った。
「こういうケースでランナーを意識するとバッテリーはどうしても真っすぐで(カウントを)取らざるを得なくなってくる。初球のスライダーが外れたので(山田も)『真っすぐしかない』と思えたんじゃないかな」と阪神バッテリーの選択肢が限られてしまったとの見解を示した。
一方、先発で7回1失点の青柳晃洋については「初回の1点を守り切るという状況が続いた中で、あれだけのピッチングをしていたので勝てないのはもったいなかったですが、持ち味を十分発揮したと思います」と評価した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』