「ドラマの宣伝でございます」に笑い

　横浜スタジアムでの本拠地開幕戦となった4日の巨人戦から『OPENING SERIES 2023』を開催しているDeNA。8日の中日戦の試合前にはゲストとして俳優のムロツヨシさんと宮沢氷魚さんが登場し、セレモニアルピッチを行った。


　2人は4月8日（土）からWOWOWで放送・配信がスタートする連続ドラマW-30『ドラフトキング』において主要キャストを務めており、作中に登場するプロ野球チーム「横浜ベイゴールズ」が横浜DeNAベイスターズをモチーフとしていることから、今回のイベント出演が実現した。

　横浜出身で、オールドファンらしく横浜大洋ホエールズのキャップを被ってグラウンドに登場したムロさん。まるで選挙活動のように自らの名前を連呼しながら、デスターシャをもじった「ムロツヨッシャー」ポーズを披露する。

　そして「ドラマの宣伝でございます」とキッパリと言い切る思い切りの良さでスタンドを沸かせた後、「氷魚」コールで宮沢さんを呼び込むと、再び球場が沸いた。


　始球式は「人生初」というムロが投手を務め、捕手には佐野恵太。打席には山﨑康晃が立ち、審判に宮沢さんという豪華な顔ぶれでセレモニーはスタート。

　綺麗なフォームから放たれたストレートは高めに浮くも、勢いで山﨑から空振りを奪って会場からは「ムロ」コール。最後は「今日の試合、盛り上げて盛り上げて、とんでもない試合がこれから始まりますので、応援をかねて掲げたいと思います」とタオルを高々と挙げながら、宮沢さんとともに「アイラブヨコハマ！」と叫んでグラウンドを後にした。


取材・文＝萩原孝弘