2023.04.09 14:00 | ||||
阪神タイガース | 1 | 終了 | 1 | 東京ヤクルトスワローズ |
甲子園 |
投手にダメージ与える熟練の一打
ヤクルトの川端慎吾選手が9日、阪神戦(甲子園)に代打出場し同点適時打を放った。
1点ビハインドの7回、二死一・二塁のチャンスで打席に入ると、カウント2-1から才木浩人が投じた150キロを一閃。内角いっぱいの厳しいボールを弾き返した鋭いライナーは一塁線を破り、値千金の同点打となった。
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の高木豊さんは、「インサイドに来た才木の速いボールを普通は一塁線に打てないです。素晴らしい準備をしているんでしょうね。(自分が)代打で出たらどこに投げてくるというのをよく知っているというか、それをどこにどうやって打てばいいのか、やっぱり技術があるなと思います」と感嘆。
また、同番組にMCとして出演した岩本勉さんも「確かにああいう打たれ方をすると、投手は『え!待ってたの?』みたいな変なことまで頭をよぎってしまうんですよ。あまりにもきれいに打たれているので」と、技ありの一打を振り返った。
川端は2021年シーズンに代打安打数のNPB記録(2007年:真中満の31本)に、あと1本まで迫る30安打をマークし、“代打の切り札”としてヤクルトの日本一に貢献。昨季は打率.175(57-10)と不振に終わっていたが、「今年の川端は怖いですよ」と高木さん。“切り札の復活”を予言した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』