2023.04.09 13:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 2 | 終了 | 7 | 北海道日本ハムファイターズ |
京セラD大阪 |
初回大ピンチも堂々たるマウンドさばき
日本ハムのドラフト2位ルーキー・金村尚真投手が9日、オリックス戦(京セラD大阪)で7回途中2失点と好投し、プロ初勝利を手にした。
プロ初登板で6回1失点と好投した2日の楽天戦から中6日で2度目の先発マウンドに上がった右腕は、4点の援護をもらった初回に無死満塁のピンチを招くも、このピンチを最少失点で切り抜け、2回以降は6回まで危なげない投球。7イニング目に安打と四死球が重なって途中降板したが、6回2/3(102球)を投げ9安打2失点、1四球6三振にまとめ、嬉しい1勝目を掴んだ。
9日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した野球解説者の高木豊さんは、「初回ノーアウト満塁のピンチを作ったときも飄々としている。度胸の良さを感じた」と、堂々たるマウンドさばきを見せた金村を好評価。
また、同じく番組に出演した齊藤明雄さんは「元野手だったのでテークバックが小さい野手投げのような投げ方。そこからいろんな変化球を投げられるから、これだと打者はタイミングを取りづらいし、(球の)出どころが見にくいんじゃないか」と投球フォームを分析し、「(打者が)慣れてもそんな簡単に打たれるような投手じゃないと思う。コントロールも良いですし、マウンドで楽しんで投げるような投手だと思う」と印象を口にした。
岡山学芸館高から富士大を経てドラフト2位入団した金村は、これで開幕から2試合・12イニング1/3を投げ防御率2.19の好成績。プロ1年目から開幕ローテーション入りを果たし、上々のスタートをきっている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』