ニュース 2023.04.16. 06:44

阪神が2年ぶりの単独首位 「WBCで得た自信」解説陣は新守護神の奮闘を称える

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阪神・湯浅京己 (C) Kyodo News

年を跨いで「35試合連続無失点」


 15日にマツダスタジアムで行われた広島-ヤクルトの一戦は、秋山翔吾に逆転サヨナラ弾が飛び出した広島が5-4で勝利。この結果、ヤクルト(7勝5敗1分)と広島(7勝5敗)が2位で並び、雨のため試合がなかった阪神が0.5ゲーム差の首位に浮上することとなった。


 岡田彰布新監督の下、今季は12試合で7勝4敗1分。36得点・38失点と得失点の差はマイナスとなっているものの、しぶとく接戦をモノにする戦い方で白星を重ねてきた。

 なかでも存在感を放っているのが、新守護神として奮闘中の5年目右腕・湯浅京己だ。昨季は45ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手に輝くなど大ブレイクを果たし、この春はWBCに挑む侍ジャパンの一員にも抜擢されて世界一に貢献した。

 そんな慌ただしさの中で迎えた5年目の開幕だったが、ここまでは7試合の登板で5セーブ・2ホールドを記録。防御率は0.00と未だに失点がなく、年を跨いだ連続無失点記録は「35試合」まで伸びている。


 15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は、「昨年から力を出して、すでに実績も挙げている投手ですから。そのままの調子で今年も来ていますね」とし、「これだけの投手がいますから、勝ちゲームも拾うことができる」と首位浮上の原動力になっていることを強調する。

 同じく番組に出演した斎藤雅樹氏も、「35試合連続無失点ですか。それはすごいですね」と継続してきた記録に触れながら、「昨年はセットアッパーで頑張って、今年は抑えをやっていますが、WBCで自信をつけたというのも大きいと思います」と開幕前に挑んだ大舞台についても言及。一発勝負の緊張感の中で得た経験が大きな糧となっているのではないかと解説した。


 かつての大投手2名が絶賛した一方で、平松氏は「なので、あとはもう少し打線が打ってくれれば。阪神はもっと上に来るチームですよ」とも。

 このまま首位を突き進んでいくためにも、あとはいかにして投手陣を援護していくか。好スタートを切った岡田阪神の今後に注目だ。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』




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