流れを呼び込む3三振

　DeNAは26日、本拠地で行われたヤクルトとの一戦に5－2で勝利。これで本拠地・横浜スタジアムで8連勝となり、首位をがっちりキープした。

　1－1で迎えた7回表、DeNA先発・石田健太の後を受けてマウンドに登った三嶋一輝。法政大学の後輩から先輩へのリレーは、前日の試合で勝ちパターンの投手を全員使っていた中で、緊迫した場面での登場となった。

　先頭と2人目を二者連続三振に打ち取り、そこから安打を1本打たれはしたものの、最後の打者も空振り三振。結果、3つのアウトを全て三振で奪う好投を見せた。


　直後の7回裏、一死一・二塁のチャンスで女房役の戸柱恭孝に勝ち越しとなる2号3ランが飛び出す。その後は勝ちパターンで逃げ切り、三嶋は自身355日ぶりとなる白星を本拠地・横浜スタジアムで挙げた。

　26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は、「難病から復活するというのは、我々には状況は分かりませんけれども、本人はやっぱり苦しんだでしょう。よく頑張って、今日の勝ちは嬉しいでしょうね」と帰ってきた三嶋を祝福した。

　守護神・山﨑康晃が不振の時には抑えも務めた右腕が復活。チームの強力なリリーフ陣にさらなる厚みをもたらす存在として、今後の活躍に期待したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』