課題のバットでもアピール!
広島は3日、敵地でのDeNA戦に1-4で敗戦。相手先発の“超大物助っ人”トレバー・バウアーを打ち崩すことができず、8安打を放ちながら1得点に終わった。
苦戦を強いられた中、3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した真中満氏は広島のある選手に注目。「カープの韮澤雄也選手。安打も2本打ちましたし、何と言っても守備がすごく良い」と手放しで称えた。
花咲徳栄高から2019年のドラフト4位で入団した21歳の若き内野手は、この日「8番・二塁」でスタメン出場。2回の第1打席でバウアーからライトへの安打を放つなど、3打数2安打1四球で起用に応える活躍を見せた。さらに持ち味の守備でも、7回一死一・二塁の場面で伊藤光のボテボテの打球をランニングスローで一塁アウトに仕留めるなど、随所で好プレーを見せてアピールに成功した。
同じく番組に出演した谷沢健一氏も「素晴らしい守備をしていましたね。一瞬、菊池(涼介)かと思った。それくらい動きが良かった」と偉大な“先輩”と並べて21歳の守備を称賛。
「次の菊池はできたね。そんなこと言うと菊池は怒るかな?」としつつ、「打撃もシュアで、楽しみですよ」と今後の活躍にも期待を寄せている。
なかなかスタメン出場やフル出場のチャンスが少ない中で、ここまで16試合に出場と奮闘中。先日は代打の出場で、サヨナラ押し出し四球をもぎ取るというシーンもあった。チームを勢いづける新星となるか、飛躍に期待がかかる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』