ヤクルト・石川雅規 (C) Kyodo News

◆ 41歳・青木が全力疾走で援護

 ヤクルトは10日、敵地で阪神に5-0で快勝。先発した石川雅規が5回1/3を4安打・無失点に抑える好投を見せ、今季3度目の登板で1勝目(1敗)を挙げた。

 この勝利により、43歳の左腕は入団1年目から「22年連続勝利」を達成。これは米田哲也氏以来、史上2人目の快挙となった。

 22年間で積み上げてきた白星は「184」。一歩ずつ、一歩ずつ大台に向けて歩みを進めている。

 10日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は、石川の勝利について「ひとつひとつ勝つために努力をして、練習をしてきたということ」と大ベテランのここまでの歩みに賛辞の言葉を贈る。

 200勝という節目の記録に関しては、「今は一番苦しい時ですね。残りひとケタくらいになってくるともう少し力も入ると思いますが、16勝もあるとまだ先。今は目の前の1勝に向かって、一生懸命頑張るところ」と語り、200勝の“先輩”としてエールを送った。

 同じく番組に出演した笘篠賢治氏は「石川投手が登板すると、“なんとか勝たせたい!”とチームの一体感がすごく出ますよね」とベンチの雰囲気についてコメント。

 41歳の青木宣親が適時内野安打で貴重な勝ち越し点を挙げたシーンにも触れながら、「お互いが意識をしながら、野手は青木が、投手は石川が引っ張っている」とまだまだ元気な大ベテランがチームにもたらすものの大きさを強調した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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