「しっかりスイングできた」
ヤクルトは20日、横浜スタジアムでDeNAと対戦して3-5で敗れた。
先発のディロン・ピーターズが5回2失点でマウンドに降りたあと、3番手の石山泰稚が7回一死満塁の場面で関根大気に勝ち越しの適時二塁打を許して再び2点差とされると、8回には小澤怜史が伊藤光に適時打を浴びて重い1点を献上。
9回表に代打の川端慎吾が山﨑康晃から適時打を放ったものの、追撃及ばず連敗は4に伸びた。
苦戦が続く中での明るい材料としては、2点を先制された直後の4回表に同点2ランを放った内山壮真の奮闘が挙げられる。
「甘いところだったので、しっかりスイングできた」と振り返った一撃はプロ初の3試合連続弾となったが、本人も「すごく状態が良い。プロに入って一番良い状態なのかなと思うので、これをしっかり続けられるように頑張りたいなと思います」と手応えを口にした。
チームを率いる髙津臣吾監督も、内山については「すべての打席の内容が良くて、最後の打席とかもすごく良い感じで打席に立てているように映ります」と3年目の20歳を高く評価。中村悠平の一軍復帰以降も継続してスタメンマスクを被るなど、存在感を見せている。
チームは4連敗で借金5となったが、若手が試合を通じて力をつけていく中で、チーム状態も上向きにしていきたい。
取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)