「投手出身の監督らしい采配」
ロッテは24日、本拠地での西武戦に11-1で快勝。連勝を6に伸ばした。
この日は序盤から打線が爆発。打ちも打ったり5発・13安打で11得点を奪うと、投げては先発の小島和哉が6回1失点の好投。7回からはC.C.メルセデスが3回を無失点で締め、来日初セーブをマークしている。
実はこの投手リレー、23日の試合が雨天中止となったことで実現したもの。23日はメルセデスが先発予定だったのだが、24日は当初の予定通り小島が先発マウンドを託され、小島の後をメルセデスが担当するという流れになった。
投手起用に定評のある吉井理人監督らしい采配は、24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題に。解説者の高木豊氏も「投手出身の監督らしい采配でしたし、この2人がきっちりと応えて投げたのが良かったですね」と“先発左腕リレー”を振り返る。
同じく番組に出演した大矢明彦氏も「このところのロッテはブルペンデーをやったり、投手の運用で苦労するゲームもありましたよね。この試合で後ろの投手たちがひとつ息を吐けるような良いゲームになったかなと」とコメント。高木氏も「2人でブルペンを完全に休ませましたから。こういうゲームをやると、先発とブルペンの信頼関係もより強固になってくると思う」と語った。
雨天中止という予期せぬアクシデントも味方につけ、リリーフ陣を休ませながら連勝を伸ばしてみせた好調・吉井ロッテ。
この勢いはどこまで続くのか。変幻自在な投手運用も含め、その戦いぶりから目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』