○ 中日 3x － 2 DeNA ●
＜7回戦・バンテリンドーム＞

　DeNAは初回に2点を先制するも逆転サヨナラ負け。これで0－1で敗れた24日の巨人戦（東京ドーム）から、すべて1点差での4連敗となった。

　理想的な形で主導権を握った。初回、1番・佐野の四球、2番・関根の左前打で無死一、二塁とし、3番・宮﨑は進塁打となる一ゴロ。一死二、三塁の好機を作り4番・牧の中前2点適時打で幸先よく先制した。

　しかし、2回以降は鋭い当たりが野手の正面をつくなど、なかなか追加点を奪えない展開。すると来日2勝目を狙う先発・バウアーが、昨季までDeNAに在籍していた3番・細川に2本のソロ本塁打を浴び同点に追いつかれた。それでもバウアーは6回90球、4安打2失点の好投。勝利投手の権利は得られなかったが次戦以降へ期待を抱かせた。

　DeNA打線は同点の7回、中日3番手・勝野に対し二死から連打と四球で二死満塁の好機を作ると、三浦監督は代打・楠本をコール。中日ベンチが左腕・福にスイッチしたのを見て、代打の代打・オースティンを送り込んだ。

　福の制球が定まらずオースティンのカウントは3ボールとなったが、4球目のストライクを見送ったあと、5球目のボール気味の低めスライダーに中途半端にバットを出してしまいハーフスイングを取られた。フルカウントとなり、最後はインローの142キロ直球に差し込まれ空振り三振。オースティンの今季初安打はまたしてもお預けとなり、これで今季は全8打席で8打数無安打5三振となった。

　DeNAは8回と9回も得点圏に走者を置いたが、好機であと一本が出ず2回以降は無得点。すると9回裏、4番手の三嶋がサヨナラとなる適時内野安打を許し、巨人に勝利した首位・阪神とのゲーム差は「6」に広がった。