「四球もそんなに出していないんですが……」
DeNAは27日、敵地での中日戦に2-3で敗戦。先発したトレバー・バウアーは6回2失点と力投を見せたが、援護なく2勝目はならなかった。
直近2戦は7失点と炎上が続いていたサイヤング賞右腕。この日は初回の登板を前に2点の援護をもらったが、1回裏に二死走者なしから細川成也にソロを被弾。1点を返されてしまう。
それでも2回以降は安定した投球を見せ、4回も一死から細川の安打を皮切りに二死一・二塁のピンチを招くも、後続を斬って5回まで1失点で踏ん張った。
ところが6回、一死走者なしから細川にライトスタンドギリギリに運ばれるソロを被弾。その後の二死一・二塁のピンチはしのいだが、細川に久々の2勝目を阻まれる形となった。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は、バウアーの印象について「コントロールに関しては四球もそんなに出していない(21イニングで2個)ですが、ただボールが高くて甘いですよね」と率直にコメント。
続けて「細川に打たれたのも、同じ甘く入った変化球でしたよね。ストレートで空振りも取れていないので、もう少し低めにボールを投げていかないとやられてしまう」と具体的な問題点を指摘しながら分析した。
最後は「サイヤング賞投手として来ているので、もっと素晴らしいボールを投げてもらいたいね」と古巣にやってきた大物助っ人にエール。今回は勝ち星こそつかなかったものの、立ち直りの気配を見せただけに、ここからさらなる良化が見られるか。DeNAの今後のカギとなりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』