変化球もまじえた真剣勝負!
DeNAは『交流戦 SERIES 2023』として開催される6月16日~18日の対千葉ロッテ3試合において、各々のチームのレジェンドOBたちによる“一打席対決”を実施。
17日の試合前には、2006年から3年連続で20本塁打以上を放って「ハマのヘラクレス」や「ハマのモンチッチ」の相性で親しまれた吉村裕基氏と、長らくロッテの守護神として活躍した小林雅英氏が対戦した。
お互いに本気度MAXで対決の幕が開くと、小林氏の最速130キロの速球に変化球をまじえた投球術に対し、吉村氏も現役時代さながらのフォームから豪快なスイングを披露。結果は2ボール・2ストライクからの変化球にバットが空を切り、小林氏に軍配があがった。
イベント後、吉村氏は「小林さんはまだ現役ではないかなと思うぐらいすごいボールでした。対戦は負けましたが、久しぶりに応援歌も流していただいて、興奮して打席に立つことができました。ありがとうございました」と笑顔。
小林氏も「ボールを当てないか心配でしたが、ストライクゾーンに投げこめて、最後は忖度が少し入ったような三振で、いい結果になりました」ニコリ。「本当に楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました」と同じように感謝を述べた。
OB同士の真剣勝負に、からりと晴れ上がった横浜スタジアムに集まった両軍のファンからは、大きな歓声が上がっていた。
取材・文=萩原孝弘