怒涛の3連勝で首位に立つ
横浜スタジアムでの阪神戦は13連勝となり、一気に首位の座を奪うことに成功。この日は打線も11安打5得点と活発で、リーグトップのチーム打率.261の破壊力を見せつけた。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した大矢明彦氏は「タイガースのピッチャーも悪くはなく、今日の才木(浩人)も決して悪くはなかったんです」としながらも「甘く来たボールを逃さずに繋げていった。特にクリーンアップのところ。佐野(恵太)が3番に戻れたので、あとの2人(牧秀悟&宮﨑敏郎)も本当に強力ですしね。ここというところで必ず得点を上げられますので」とこの日の5得点中4点を叩き出したDeNA自慢の中軸を絶賛。
また2回に一死一・三塁のチャンスで、この日スタメンの森敬斗が9球粘って四球をもぎ取り、満塁と場面変わって打席に入った伊藤光も9球目をライトに犠牲フライを上げて先制点を挙げたケースにも言及。「打順が(下位に)落ちていくところですけど、低めに行く才木のフォークを、下位打線が注意しながら粘って粘って甘い球を投げさせる」と真綿で首を締めるような攻撃を称え「こういう得点のされ方をすると、相手のピッチャーにはものすごくプレッシャーがかかりますよね。打線の力で相手のピッチャーを崩しましたね」と束になって若虎に襲いかかった結果が勝利に直結したと解いた。
阪神をスイープした勢いを「続けていかないといけないですね。セントラルの中でDeNAが一番いい状態。いい状態のなかでどれだけ貯金を増やせるかがテーマだと思います」とし「無駄なことをせずに、いい戦いをしていけばいいと思います」と元監督目線で解説した。
交流戦優勝から再開したリーグ戦で3連勝となった三浦ベイスターズ。1998の再来に、期待は増すばかりだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』