広島が3連勝と波に乗るDeNAを3−2で下し、今季12度目の逆転勝ち。連勝も3に伸ばすことに成功した。
1点先制された初回、菊池涼介が右中間二塁打で出塁すると、続く野間峻祥がセーフティー気味のバントで1死3塁とチャンスを広げ、3番秋山翔吾のセカンドゴロの間に1点を返した。1点ビハインドの6回には一死一塁から、秋山が15打席ぶりのライト前ヒットを放つと、二死一・二塁で坂倉将吾が同点タイムリー。すると8回には菊池涼介がサードの頭をバウンドで越す二塁打に、野間の送りバント後、一死三塁で秋山が決勝の犠牲フライを打ち上げた。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演の江本孟紀氏は「1番が出て、その後の野間が2回キッチリ2塁からランナーを3塁に送る。こういう細かいことをしっかりやって3番につなげる。1、2、3番の効果的な得点で、結果的に今日の勝負を着けたわけですからね。やっぱり野球は1、2番が大事」と力説した。
6月に苦しんでいながら今日、15打席ぶりのヒットをマークした秋山に対し、この日MCを務めた谷繁元信氏は「今年は開幕からずっと調子が良くて、6月に入って調子を落としたんですけど、一年間やっていると波はありますからね。実績があるので、ひとつキッカケがあれば浮上してくると思う」と推測。同じく解説者の野村弘樹氏は「宮﨑(敏郎)と首位打者争っていたんですから。落ちたっていっても3割打っているんですから」と心配は不要と説いた。
1、2番が全得点、秋山が2打点、3人で4安打の活躍で、チームは今季最多タイの貯金4。新井カープは虎視眈々と上位2チームを狙っている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』