プロ野球解説者の谷繁元信氏のYouTubeチャンネル『谷繁ベースボールチャンネル』で14日、現役時代に共に中日でプレーしていた川上憲伸氏との対談が配信され、エンゼルス・大谷翔平の凄さについて語った。

　前半戦の大谷の活躍に川上氏は「凄すぎ」、「想像以上の想像以上の、もうわけがわからない」と言えば、谷繁氏も「解説ができる域を通り越している」、「ある程度やるだろうなと思ったらここまで」と驚きを隠せない様子。

　川上氏は“投手・大谷”について「ピッチャーとしてすごいですけど」と前置きをした上で、「ピッチャーは日本人でひょっとしたらああいう感じで、できる人はいるのかな」、「ダルビッシュ選手もそういうレベルだと思うんですよね」と話せば、谷繁氏も「もしかしたら出るかもしれない」と、今後も大谷レベルの日本人投手が出てくるのではないかと見ている。

　ただ、川上氏は「バッターで言ったら無理ですよね」と今後日本人選手で大谷のような活躍する選手が出てこないのではないかと予想。谷繁氏も「ちょっと無理でしょうね」と同調した。

　谷繁氏は“打者・大谷”について「打つだけだったらジャッジを超えると思う」と話せば、川上氏も「ジャッジがあのエンゼルス打線に1人ポツンといたらバッテリーからしたらそれに集中できるわけじゃないですか。去年大谷しかいない状況でしょ。逆に大谷が去年ヤンキースの打線にいたら、やばいことになっているんじゃないかな。70本くらい」と、プロ野球で長年活躍したOBから見ても驚く凄さのようだ。

　大谷はオールスター前、投手で17試合・100回1/3を投げ、7勝4敗、132奪三振、防御率3.32の成績を残し、打者では打率.302、32本塁打、71打点。本塁打は両リーグトップ、打点はリーグ2位、奪三振はリーグ3位と投打に異次元の活躍を見せている。