2023.07.20 18:30 | ||||
オールセントラル | 1 | 終了 | 6 | オールパシフィック |
マツダスタジアム |
カーブは1球だけ「結構練習したんですけど…」
オリックスの山下舜平大投手(21)が20日、「マイナビオールスターゲーム2023」の第2戦(マツダスタジアム)に先発登板。2回無失点1奪三振の好投で球宴初登板を終えた。
前半戦で8勝2敗、防御率1.49をマークし、選手間投票の投手部門1位で球宴メンバーに初選出。初登板となった初回は全セの1番・関根(DeNA)を151キロ直球で中飛に打ち取り、2番・佐野(DeNA)は152キロで一ゴロに退けた。3番・秋山(広島)も151キロで左飛に退けテンポ良く3者凡退。初回は9球すべて150キロ超えの直球を投げ込んだ。
2回も先頭の4番・岡本(巨人)に直球を続け、3球目の151キロを左前へ弾き返された。続く牧(DeNA)は2球で追い込み、3球目に初めてカーブを選択。これがボールとなりカウント1-2になったあと、4球目の150キロで空振り三振に仕留めた。一死一塁で続く6番・中田(巨人)には再び直球を続け、2球目の151キロで三ゴロ併殺。全18球中17球が直球で、すべて150キロ以上をマークした。
降板後、インタビューに応じた山下は「(若月)健矢さんのサイン通りに投げました」とストレート多投の理由を説明。初の球宴登板については「すごいバッターばかりなので、ホームランだけは打たれないように気をつけました」と振り返った。
武器であるカーブがわずか1球だったことについて問われると、「自分も投げたいと思ってブルペンで結構練習していたんですけど、サインが出なかったので…」と苦笑い。カーブは自分のバロメーター、カーブが良ければバランスが良いという実感があるので、大事な球種です」とカーブへのこだわりを口にした。