21日に放送された『ナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』（ニッポン放送）にショウアップナイターの解説者・真中満氏が出演し、パ・リーグの優勝を予想した。

　首位・オリックスから3位・ソフトバンクまで5.5ゲーム差。最後まで激しい優勝争いが繰り広げられそうな予感だ。

　現在首位を走るオリックスについて真中氏は「今季の戦いぶりを見ていると、オリックスは、ピッチャーはいいなと思ってたんですけど、そんな中で山下舜平大投手が出てきた。他球団のバッターが苦しんでいるなという感じがする。また1本柱が出てきた。打者では、頓宮選手が今年キャリアハイになると思うんですけど、勝負強くて打線を引っ張っている。オリックスの得点力が上がってきましたよね。得点圏とかでもいいバッティングをする。今この位置にいるのも頓宮選手の活躍は大きいですよね」と分析。

　3.5差で追う2位のロッテについては「非常に良い戦い方をして、先発も佐々木朗希を中心にいいゲームをしている。言い方は失礼になりますが、3割20本のバッターがいる感じではないんですけど、（2割2、3分くらいの打率の）選手たちが繋いで点数を取っている。ロッテはうまく戦っているところ。すごいですよ。ピッチャーもゲームを締めながら戦っている。5位予想で失礼ですけど、ロッテがこうなってくることで面白くなっている」と戦いぶりを誉めた。

　3位・ソフトバンクについては「こんなに負けると思わなかったですよね。必ずいいピッチャーがいて、連敗しないというのがイメージだったんですけど、他球団も頑張っている部分もあるんですが、打線がうまくつながっていない。柳田選手、近藤選手の状態はいいんですけど、うまく得点につながらない。逆にいうとこれだけ負けても貯金が6ある。首位のオリックスと5.5ゲーム差。いいスタートが切れればまだまだあるのかなという感じがしますね」と話した。

　それでも、真中氏は優勝が一番近い球団に、開幕前の順位予想で優勝予想したオリックスを挙げ、「オリックスはピッチャーがいいですから、このまま抜けてしまうのかなという気はちょっとしています」と予想していた。

（ニッポン放送ショウアップナイター）