8連勝中5回が逆転勝利
広島がヤクルト相手に見事な逆転勝利を収め、連勝を8まで伸ばした。
この日も勢いのある打線がヤクルト投手陣に襲いかかった。2点を追う6回、坂倉将吾のセーフティバント成功から一死一・二塁とし、7番の小園海斗のライト前タイムリーヒットで1点差に迫ると、二死一・三塁から代打の野間峻祥野のセンター前で試合を振り出しに戻した。
7回には一死から秋山翔吾が左中間を破る二塁打で押せ押せとなると、二死一・二塁の場面で6番デビッドソンがセンター頭越え二塁打で2点を勝ち越しに成功。さらには小園の三塁打で3点差に広げると、島内颯太郎から矢崎拓哉と繋いで逃げ切った。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した齊藤明雄氏は6番のデビッドソンが3打数2安打2打点、7番の小園海斗が4打数2安打2打点の活躍に「広島らしく粘り強く、下位打線がチャンスをしっかりモノにしているというのがあるのかなという感じですよね」と回想し「相手ピッチャーの失投をしっかりと見逃さないで、ミスショットしないでしっかりと捉えているかなというバッティングですよね」と技術と集中力の賜物と絶賛していた。また「小園選手も良くなってきているので、打線に厚みが出てきているのかなという感じもしますね」と直近6試合で4回マルチヒットをマークしている5年目のドラフト1位の活躍にも言及した。
これで8連勝中5回が逆転勝利と勢いの付く勝ち方を続けている新井カープ。夏の鯉が止まらなくなってきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』