◆ トップ独走20号に解説陣も驚嘆
楽天は25日、本拠地での日本ハム戦に3－1で勝利。「4番・指名打者」で出場した浅村栄斗が2ホーマーを含む3打数3安打の活躍で、チームを連勝に導いた。
開幕直後は不振に喘いでいたものの、7に入り打率4割を超す復調ぶりを示している浅村は、この日も初回二死二塁の場面で回ってきた第1打席で左翼席に飛び込む19号2点本塁打を放ち、自らのバットで先制点を稼ぐ。
さらに続く第2打席でも右安打を放ちチャンスメークすると、1点リードの8回にはこの試合2本目となる20号ソロ本塁打を放ちダメ押しに成功。その後は9回をルーキーの渡辺翔太が締め、チームも勝利した。
試合後に「“勝ちたい”という気持ちは強く持っていますし、前半戦が情けなかったのでなんとか後半戦は頑張りたい」と後半戦の巻き返しを誓った浅村の姿は、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも話題に。
番組MCを務めた谷繁元信氏が「浅村の状態が上がってきたと同時にチームの状態も上がってきた」と浅村の状態を分析すると、続けて「僕はもうね、月間MVPも確実だと思うんです」と好調ぶりに太鼓判を押した。
同じく出演した松中信彦氏も「（月間MVPは）確実でしょうね」と浅村の活躍を高く評価すると、続けて「ホークスと一緒で外国人がいない打線なので…やっぱり彼がどっしりとこれだけの成績を残せばチームの状態も上がってくる」と語り、大黒柱のバットがチーム上昇の鍵を握っていると分析した。
これで浅村は7月の月間成績が打率.412に28安打、23打点にまで上昇。また通算20本塁打もパ・リーグ首位を独走しているなど、夏場に入り状態が劇的に改善している。月間MVP、そして逆転優勝に向け今後も浅村の活躍に注目したい。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
