「投げっぷりがいい」
中日のドラフト1位・仲地礼亜投手がプロ2度目の先発で嬉しいプロ初勝利を掴んだ。
初回から151キロのストレートを投げ込む力強いピッチングでDeNA打線を翻弄。3回二死からピッチャーのロバート・ガゼルマンから3者連続四球と突然の乱調で満塁のピンチを招いたが、現在首位打者の宮﨑敏郎を外角の150キロストレートで空振り三振で無失点に切り抜けると、4回以降は1安打に抑え込み、6イニングを105球、被安打1、奪三振4の内容でマウンドを降りた。打線もこの日は7得点と奮起し、7−1で快勝。ドラ1右腕は嬉しい初白星を手に入れた。
お立ち台で中地は「初勝利できて今嬉しい気持ちでいっぱいです」と第一声。「自分の中では変化球が入らなかったところもあったんですけど、違う変化球だったりでしっかり組み立てて行けたのが良かったのかなと思います」と内容にも触れながら「仲地礼亜です。次の登板も今回の登板に続くようにいいピッチングをして行けたらいいと思いますので、またこれからも応援よろしくお願いします」と初々しくインタビューを締めた。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「ストレートの走りもいいんですけれども、意外とスプリットとかツーシームとか色々な球種を投げるピッチャーですね」と分析。同じく解説として出演した笘篠賢治氏も「上から投げ下ろす、すごく回転の良さそうなボールとそれからスプリット。ライン出しがものすごく上手そうなピッチャーですよね」とコメントした。
もう一人の解説者の松中信彦氏は「投げっぷりがいいですよね。腕の振りがいいので、バッターは真っ直ぐだと思って振りにいったらフォークだったりとか。結構活躍するんじゃないですか」と元三冠王目線で称えた。
爽やかな島人の新風に乗って、ここから中日も上がっていきたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』