楽天・田中将大 (C)Kyodo News

◆ 「ストレートが走ってこその変化球」

 楽天は27日、本拠地での日本ハム戦に5-9で敗戦。この日は先発の田中将大が5回途中8安打3四球で7失点と大乱調で、今季6敗目(5勝)を喫した。

 先制点をもらった直後の2回表、一死一・二塁のピンチで7番・郡司裕也に右中間を破られる2点適時二塁打を浴びて逆転を許してしまう。さらに同点で迎えた5回には松本剛の内野ゴロの間に勝ち越し点を奪われ、そこから3番の清宮幸太郎、4番・万波中正、そして5番のアリエル・マルティネスと2者連続で適時打を浴びて降板となった。

 田中は4回2/3を投げて78球、被安打8の7失点でノックアウト。チームも日本ハムに連敗を喫し、借金は「5」とAクラス入りに向け足踏みとなった。

 この試合の田中の大乱調について、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の館山昌平氏は「色々な球種を使って抑えようとしている印象はあるんですけど、ちょっとストレートが走ってないなと感じましたね」と問題点を挙げる。

 集中打を浴びた5回については、「いろいろな球種を使って制球はできていたんですけど、やっぱり基本となるストレートが走ってこそ変化球が活きてくる。ツーシームやカットボールなどは良いボールなんですが、“ストレートに見える球”を多投しすぎているのかなと思いますね」と純粋なストレート(フォーシーム)の少なさを指摘した。

 さらに「田中投手は制球力が良いだけに、際どいコースに投げた球を全部見極められてしまっていた。この試合の投球は苦しかったですね」と付け加え、苦戦の要因について解説した。

 これで今季6敗目を喫し、防御率も4.92と本来の投球を見せることができずにいる背番号18。日米通算200勝まであと5勝と目前に迫っているなか、ここでもうひと踏ん張りすることができるか。

 メジャーで培った経験を存分に発揮し、次回は田中らしい投球が戻ってくることを期待したい。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

この記事を書いたのは

矢田悠輔

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