2023.07.28 18:00 | ||||
北海道日本ハムファイターズ | 4 | 終了 | 0 | オリックス・バファローズ |
エスコンF |
「キャッチャーまで届けばボークにならない」認識も…?
オリックスは28日、敵地での日本ハム戦に0-4で敗れて3連敗。先発の山下舜平大は自己ワーストの4失点を記録して今季3敗目を喫した。
チームの連敗ストップを目指してマウンドに上がった21歳の怪物だったが、この日は初回からいきなり満塁のピンチを背負う。迎えたアレン・ハンソンへの初球、足をマウンドに取られるような仕草からバランスを崩し、よろけながらもボールは手から離したものの、これがボークの判定。まさかの形で先制点を与えてしまった。
この日は4回にも満塁のピンチを招き、五十幡亮汰の2点適時打などで1イニング3失点。この日は3回2/3を投げて87球、5安打で四死球が4つ、4奪三振で4失点(自責は3)という内容だった。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でも、めずらしい“ボーク”での先制点献上のシーンが話題に。
番組MCを務めた高木豊氏は「基本的にはバランスを崩しながら投げても、キャッチャーまで届いたらボークにはならないのでは」と映像を見ながら指摘したが、斎藤雅樹氏は「足が突っかかる感じで、投げてはいるんですけど慌てて放ったという感じですよね」とコメント。
高木氏は「体勢は悪かったですかね」とも付け加え、一塁方向に身体が流れながら足が地面につき、そこから慌ててボールを離したようにも映ったところがボークを宣告された要因だったのではないかと語った。
オリックスの中嶋聡監督もプレー後とイニング終了後に審判と会話をして確認を取ったように、真中満氏も「たしかに僕らは、ああいう時は“とにかくボールを離せ”と、“なるべく頑張って投げろ”という話はしていましたよね」と振り返る。
こうしたところからもリズムが作れなかったが、高木氏は「4失点が自己ワーストというのもすごいですよ」とまとめ、最後は高卒3年目右腕の今季の奮闘ぶりを改めて強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』