○ ブルージェイズ 6 － 1 エンゼルス ●
＜現地時間7月29日　ロジャース・センター＞

　エンゼルスの大谷翔平選手（29）が29日（日本時間30日）、敵地でのブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。二塁打と3四死球で計4出塁をマークしたが、エンゼルスは打線がつながりを欠き2連敗となった。

　初回の第1打席は一死無走者でブルージェイズの先発右腕・マノアと対戦。5球目の内角低めに食い込んで来るスライダーが左足つま先付近を直撃したが、大事には至らず笑顔を浮かべながら一塁へ向かった。

　イニング先頭だった3回の第2打席は2球目のシンカーを捉えた。右中間への痛烈な二塁打は打球速度113.6マイル（約183キロ）を記録。無死二塁の好機を演出したが、後続が倒れ先制ホームを踏むことはできなかった。一死二塁だった5回の第3打席、二死一、三塁だった6回の第4打席は、いずれも勝負を避けられ申告敬遠。5点を追う9回の第5打席は見逃し三振に倒れた。

　前日の同戦は「両脚のけいれん」で途中交代していたが、この日は脚の不安を感じさせずフル出場。2打数1安打、2四球1死球の打撃結果で5打席で4度出塁したが、一度もホームを踏むことはできなかった。

　エンゼルスは2連敗で貯金は「3」に減少。ポストシーズン進出を争う現在ワイルドカード（WC）2位タイのブルージェイズとのゲーム差は「5」に広がった。