平松氏「このストレートなら絶対に打たれない」

　中日は3日、本拠地での阪神戦に2－5で敗戦。これで4カード連続の負け越しとなった。

　この日は前回登板で6回無失点の好投を見せたドラフト1位ルーキー・仲地礼亜がマウンドへ。序盤はピンチを招きながらも無失点で切り抜けたが、3回に佐藤輝明に適時打を浴びて先制点を与えると、4回には近本光司にうまくレフトに運ばれてもう1点。

　続投した5回は先頭への四球から3連打で2点を失って降板。後を受けた投手も1点を失い、この日は4回0/3を投げて5失点。悔しい黒星を喫した。


　3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した平松政次氏は、まず初回に二死一・三塁のピンチで佐藤輝明を空振り三振に斬ったシーンについて「真ん中に投げ込んだストレート。これを見て、今日はこのストレートなら絶対に打たれないなと」と直球の質の高さに言及。

　ところが、3回に適時打を浴びたシーンでは「そのストレートをまるっきり使っていない」と走っていたストレートではなく、手元で変化するツーシームを3球続けて打たれた点を挙げ、宇佐見真吾の配球を疑問視した。

　また、平松氏は「仲地の一番良いボールはストレート。大先輩のキャッチャーがサインを出していたら首は振れないでしょう」と続けながら、「どんどん首を振って自分の好きなボールを投げて、打たれたら反省」と自己主張の大切さも説く。

　MCを務めた野村弘樹氏は「バッテリーも含め、本人もまだまだ勉強しなければならないといったところ」と総括。KOという悔しい経験を糧に、次回登板へとつなげることができるか。引き続き注目したい。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』