ニュース 2023.08.04. 10:11

ロッテ・種市篤暉が語る現状のフォークとスライダー

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ロッテ・種市篤暉[撮影=岩下雄太]
 ロッテの種市篤暉はオールスター前の取材で「いろんな選手の球種を聞きたいと思いますし、いろんな話を吸収できればなと思います」と話していたが、「2日間だったですけど、1週間くらいに感じました」と充実の時間になった。

 オールスターも終わり、後半戦自身最初の登板となった7月28日のソフトバンク戦、普段は130キロ台前半が多いスライダーだが、この日は甲斐拓也から138キロの縦スライダーで空振り三振に仕留めるなど、130キロ台後半のスライダーが多かった。種市自身も「スライダーは速くなったと思います」と話した。

 5月23日の取材で種市は「もうちょっとスライダーのスピードを上げたいなと思って練習しています」と話しており、オールスターで速いスライダーの握り方などを含めて、アドバイスをもらったのか訊いてみると、「そういうわけではないですね。単純に自分でストレートの軌道で投げたいというだけで投げていますね」。オールスターは特に関係なく、日々の練習の中で、速いスライダーが投げられるようになった。

 気になるのが、ここ最近追い込んでから縦のスライダーが多いこと、早いカウントでも縦のスライダーを投げていること。

 早いカウントで投げる縦のスライダーに関して「そんなに縦に落ちていないんですけど、球速が速いぶんちょっと真っ直ぐに見えているのかなという感覚で、空振りしてくれているのかなと思います」と自己分析。

 前回登板のソフトバンク戦では、5奪三振中3奪三振が縦のスライダーで、7月は30奪三振中、ストレートの16奪三振に次いで2番目に多い10奪三振と、追い込んでからスライダーを決め球にするケースが増えている。

 「もうちょっとどっちかに曲がり幅を出したいかなというのがあります。今も空振りは取れていますけど、ウイニングショットでも使えるくらいの変化量を出していければいいかなと思います」。さらにスライダーを進化させるつもりだ。

 その一方で、追い込んでから自身の最大の武器であるフォークが少なくなっている。特に前回登板のソフトバンク戦では、4回と5回はフォークを1球も投げなかった。

 「(3回に)近藤さんにホームランを打たれてから考えないとなと、思っていました。映像を見たらそんなに落ちてないというわけじゃなかったので、もうちょっと映像を見て、うまく使っていけたらいいかなと思います」。

 そのフォークも、追い込んでからストライクゾーンからボールゾーンにストンと落ちるフォークではなく、ここ最近の登板ではストライクゾーンからストライクゾーンのフォークが多い。

 「それが良くない原因かなと思っています。カウントは別に(ストライクゾーンのフォークで)いいと思うんですけど、2ストライクになってからフォークをマークしているバッターには、ゾーン内でのフォークはあんまり良くない。できるだけワンバウンドで低めに空振りが取れたらいいかなと思います」。

 今、自信を持ってフォークを投げられているのだろうかーー。

 「2ストライクになってからう〜んという感じなので、今日(8月1日)も練習しましたけど、はい」。多くは語らなかったが、より良いフォークを投げるために改良し、試行錯誤しているように感じた。

 ストレートは「感触は前回の試合も良かったですし、データを見ても球速も出ているので続けていきたい」と良い球を継続して投げており、開幕から納得のいくボールを投げられなかったスライダーも決め球で使えるようになった。ツーシームも前回のソフトバンク戦で「3球くらい投げていました」と話し、今後もツーシームを使っていく方向で、決め球のフォークがしっかりとボールゾーンに落とせれば、無双状態に入る。

 「ここ数試合、だいぶ不甲斐ないピッチングをしている。いい準備ができているので、次の試合はしっかり仕事できるように頑張りたいと思います」。ここ最近、先発が早いイニングで降板することが多く、リリーフ陣に負担がかかっている。18時から行われる楽天戦では1イニングでも長く投げ、3連戦のカード頭を勝利で飾りたい。

取材・文=岩下雄太

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