解説陣も太鼓判「状態が上がってきていますよね」
巨人は11日、本拠地でのDeNA戦に2-4で敗戦。8回裏に1点を勝ち越し、2-1で9回表を迎えながら、2番手の中川皓太が相手の主砲・牧秀悟に痛恨の逆転2ランを被弾した。
これで前カードから続く連敗が4に伸びた巨人。元気のないチームの中の光明と言えば、この日も「1番・左翼」で先発出場したベテラン・長野久義の好調ぶりだろう。
前日に3安打を記録した38歳は0-0で迎えた5回裏の第3打席、一死二・三塁のチャンスで東克樹の速球をライトに運ぶ先制の犠飛。試合の均衡を破ると、1-1で迎えた8回裏には一死走者なしから東のカーブを完璧に捉えてレフトスタンドに叩き込む4号ソロ。勝ち越し点を叩き出した。
試合には敗れたものの、8月は6試合で打率.300(20-6)で3本塁打・5打点と絶好調。長野の充実ぶりには11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した真中満氏も「このところ状態が上がってきていますよね。ここ数年はスタメンで出る機会も少なかったので、意気に感じてプレーしているなというのが見て取れる」とコメント。
また、同じく番組に出演した谷沢健一氏も「腰の回転が良く、“2枚腰”で打てていますね。ステップをしてから、ちょっと間があってバットが出てくる。状態が良いですね」と打撃の形に好調ぶりを感じ取ったという。
勝負の夏場こそ頼りたい、ベテランの力。苦しむチームを浮上に導くキーマンとなるか、まだまだ健在な巨人の背番号7から目が離せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』