「バットの色で言うと戻したじゃないですけど、僕の大学時代に使っていた色のバットだったので、そのバットで大学の時のイメージというか、大学時代はそれで打っていたので気分転換も含め、後半戦はやろうと思っていたことでした」。
ロッテの佐藤都志也は前半戦、白木や茶色のバットで打つことが多かったが、オールスター明けの7月23日のソフトバンク戦からオレンジ色のバットで打席に立っている。
7月23日のソフトバンク戦では、「バットのおかげかどうかはわからないですけど、大学時代のイメージのようなバッティングができていたので、そこはすごい良かったなと思います」と、0-1の2回二死一、二塁の第1打席、先発・板東湧梧が1ボール1ストライクから投じた3球目の138キロフォークをライトライン際に鋭いライナーの一時逆転となる2点適時二塁打を放った。
オレンジバットの効果なのか、7月30日のソフトバンク戦では適時打を含む2安打、8月3日の日本ハム戦でも第4号ソロを含む2安打。8月12日の西武戦では8回の守備から途中出場し、1-2の9回一死二、三塁の場面で回ってきたこの日最初の打席で、守護神・増田達至が3ボール2ストライクから投じた150キロのストレートをセンター前に弾き返す貴重な同点適時打を放った。
3打数0安打に終わったが8月8日のオリックス戦では、第1打席がライナー性の左飛、第2打席も山本由伸のストレートを捉えるもライト正面の右飛、7回の第3打席も一、二塁間に速い打球を打つもセカンド・太田椋の好守備に阻まれたが、いずれも捉えた当たりだった。またオールスター明けは左中間、右中間、ライナー性の強い当たりが増えてきている。本人も「それがバロメーターになってくると思います」と話す。
オールスター直後の取材では、「前半は全然ダメだった」と振り返り、「特に優勝狙える位置というところにはいると思うので、1試合1試合自分にやれることをやっていければいいかなと思っています」と意気込んでいた中で、後半戦はバッティングで結果を出している。
「無駄な打席がないように自分ができること。ヒットを毎回打ち続けるのは難しいと思うんですけど、その中でも貢献打というか、最低限の仕事ができるようにと思ってやっていきたいと思います」。
“打てる捕手”として入団して今年で4年。捕手という難しいポジションをこなしながら、打撃力を求めるのは酷だが、バットでの期待値が大きいのも事実。大学時代に使っていた色のバットに戻した後半戦、東洋大時代のようなバッティングを見せ、価値ある一打を1本でも多く放って欲しいところだ。
取材・文=岩下雄太
ロッテの佐藤都志也は前半戦、白木や茶色のバットで打つことが多かったが、オールスター明けの7月23日のソフトバンク戦からオレンジ色のバットで打席に立っている。
7月23日のソフトバンク戦では、「バットのおかげかどうかはわからないですけど、大学時代のイメージのようなバッティングができていたので、そこはすごい良かったなと思います」と、0-1の2回二死一、二塁の第1打席、先発・板東湧梧が1ボール1ストライクから投じた3球目の138キロフォークをライトライン際に鋭いライナーの一時逆転となる2点適時二塁打を放った。
オレンジバットの効果なのか、7月30日のソフトバンク戦では適時打を含む2安打、8月3日の日本ハム戦でも第4号ソロを含む2安打。8月12日の西武戦では8回の守備から途中出場し、1-2の9回一死二、三塁の場面で回ってきたこの日最初の打席で、守護神・増田達至が3ボール2ストライクから投じた150キロのストレートをセンター前に弾き返す貴重な同点適時打を放った。
3打数0安打に終わったが8月8日のオリックス戦では、第1打席がライナー性の左飛、第2打席も山本由伸のストレートを捉えるもライト正面の右飛、7回の第3打席も一、二塁間に速い打球を打つもセカンド・太田椋の好守備に阻まれたが、いずれも捉えた当たりだった。またオールスター明けは左中間、右中間、ライナー性の強い当たりが増えてきている。本人も「それがバロメーターになってくると思います」と話す。
オールスター直後の取材では、「前半は全然ダメだった」と振り返り、「特に優勝狙える位置というところにはいると思うので、1試合1試合自分にやれることをやっていければいいかなと思っています」と意気込んでいた中で、後半戦はバッティングで結果を出している。
「無駄な打席がないように自分ができること。ヒットを毎回打ち続けるのは難しいと思うんですけど、その中でも貢献打というか、最低限の仕事ができるようにと思ってやっていきたいと思います」。
“打てる捕手”として入団して今年で4年。捕手という難しいポジションをこなしながら、打撃力を求めるのは酷だが、バットでの期待値が大きいのも事実。大学時代に使っていた色のバットに戻した後半戦、東洋大時代のようなバッティングを見せ、価値ある一打を1本でも多く放って欲しいところだ。
取材・文=岩下雄太