左腕が熱投でチームを勝利に導く!
中日が2試合連続の劇的勝利。巨人との連敗を7で止めるとともに、今シーズン5度目の3連勝を飾った。
中日の小笠原慎之介と巨人のフォスター・グリフィンの両先発がともに1失点と試合を作り、その後も両軍投手陣が踏ん張った展開で迎えた1-1の9回にドラマが待っていた。
巨人の船迫大雅から先頭の細川成也、続く大島洋平もセンター前ヒットで出塁すると、送りバントを挟んで、龍空は申告敬遠。一死満塁の大チャンスで代打・宇佐見真吾が代わった左腕の巨人・今村信貴の4球目のシュートを捉えると、ボールは一塁線を破るサヨナラ打。劇的な勝利にバンテリンドームが歓喜に沸いた。
殊勲の宇佐見に対し、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した江本孟紀氏は「勢いに乗っているので監督も出しやすいですよね。打ち方も思い切りがいいですよ」と勝負強さに最敬礼していた。
またMCを務めた真中満氏は「先発の小笠原投手。7回1点を失ったあとがポイント。ここでよく粘れたなと思う」と無死二塁から得点を許さなかった点に注目。江本孟紀氏も「ここで1点取られて普通ズルズルと行ってしまうところを抑えてね。よく低めにきっちり投げたれた」と分析すると、もう一人の解説者の齊藤明雄氏は「勝負どころで自分の自信のある球をしっかりキャッチャーミット目掛けて投げられたなというところがありますよね。左バッターにも怖がらずインサイドをしっかり投げられていたように見えました」と好投の理由を説明した。
最後に真中氏は「気迫を感じるようなピッチングでした。黒星が先行しているんでね、一つずつ(白星を)積み上げてほしい」と熱投でチームを勝利に導いた左腕にエールを送っていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』