レッズ戦は2回途中・26球で緊急降板
ロサンゼルス・エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは現地時間23日、レッズ戦後の会見で腕の疲労を理由に途中降板した大谷翔平の状態についてコメント。右肘の靱帯が損傷していることを明かし、今季の残りの試合には登板しないことを明言した。
レッズとのダブルヘッダー初戦に先発登板した大谷。今季最長となる中13日を空けてのマウンドは立ち上がりから2つの空振り三振を奪う好スタートを切り、裏には自身の44号2ランで先制に成功。幸先良い出だしとなったかと思われた。
ところが2回表、一死一塁からクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドとの対戦中に異変が起こる。2ボール・2ストライクからの5球目、速球をファウルにされた後にベンチからフィル・ネビン監督がマウンドへと歩み寄り、そこで突然の降板となった。
この試合では指名打者としての出場も続けず、3回に代打を送られて完全に退いた。それでも、ダブルヘッダー第2戦には「2番・指名打者」として出場し、二塁打を放つなど元気な姿を見せてファンを安心させたが、試合後には厳しい現実が突き付けられた。
肘の状態や手術の必要性などに関しては言及がなく、今後のプランについては未定とのこと。2年連続の2ケタ勝利はすでにクリアし、あとは2年連続の規定投球回到達が注目を浴びていたところだったが、今季に関しては志半ばで断念することとなった。