初回の第1打席はストレートの四球
エンゼルスの大谷翔平選手(29)が25日(日本時間26日)、千賀滉大投手(30)が先発登板した敵地でのメッツ戦に「2番・指名打者」で先発出場。3回の第2打席に痛烈な右越え二塁打を放ち、チームに先制点をもたらした。
千賀との対戦はメジャーでは初。一死無走者だった初回の第1打席は、一度もバットを振らずストレートの四球で一塁へ歩いた。
両軍無得点のまま迎えた3回の第2打席は、カウント1-2後のカットボールを捉えた。体勢を崩されながらも上手くバットに乗せた弾丸ライナーは右翼手の頭を越える二塁打。無死二、三塁の好機を演出し、続くドゥルーリーの右犠飛で三塁へタッチアップ。続く4番・ムスタカスの中前適時打で2点目のホームを踏んだ。
大谷は23日(同24日)、レッズとのダブルヘッダー第1試合に先発登板したが、2回途中で緊急降板。その後の検査で「右肘内側側副靭帯損傷」が判明し、今季の残り試合には登板しないことが決定した。それでも、今回のニューヨーク遠征には同行。治療方針が決まるまで、指名打者で出場を継続することが発表されていた。