9日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター ロッテ－オリックス』で解説を務めた前田幸長氏が、ロッテ先発・美馬学、捕手・田村龍弘がオリックスの杉本裕太郎に先制3ランを浴びた場面の配球について言及した。

　美馬は0－0の4回一死一、二塁で、杉本に1ストライクから投じた2球目のツーシームを左中間スタンドに運ばれた。

　前田氏は「今のインサイドのツーシーム、シュート系の球が甘く入ったんですよね。田村のインサイドの要求が少し中に入った。インサイドを要求する場合、美馬が（ストライクを）欲しがっちゃダメなところなんですよね」と指摘。

「どうしても長打のあるバッターですので、右対右じゃないですか。右対右でインサイドの意味というところでは田村がしっかりボール球でもいいよ、と投げて欲しいところを美馬の中ではシュート系のボールでゴロを打たせることができるといいなと。ピッチャーとキャッチャーの考え方が違う。田村の意図と美馬の意図があっていないのでホームラン。僕も経験があるんですけど、意図が合致しないと大怪我になりますよね」と本塁打を打たれた原因について解説した。

（ニッポン放送ショウアップナイター）