2023.09.14 18:00 | ||||
阪神タイガース | 4 | 終了 | 3 | 読売ジャイアンツ |
甲子園 |
“前回”を敵として知る井端氏も「付け入る隙がない完璧な優勝」
阪神は14日、本拠地での巨人戦に4-3で勝利。連勝を「11」に伸ばし、18年ぶり6度目のセ・リーグ制覇を決めた。
静かな立ち上がりとなった試合は6回、一死一・三塁の場面で4番・大山悠輔が犠飛を放って阪神が先制。なおも二死一塁の場面で5番・佐藤輝明は20号2ランをバックスクリーンへ運び、3-0とリードを広げた。
投げては先発・才木浩人が7回3安打1失点の好投。リードを保ってリリーフ陣にバトンを渡すと、最後は守護神・岩崎優が1点を失いながらもリードを守り抜き、歓喜の瞬間を迎えた。
見事にセ・リーグ制覇を成し遂げた阪神について、14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の谷沢健一氏は「岡田監督が優勝を“アレ”と表現した裏には、どうやってセ・リーグを制するか、その辺のチーム作りを深く考えていたと思いますよ」とコメント。
具体的には「抑えの湯浅が離脱しても岩崎をすぐに抑えにしたり、守備のシフトをシャッフルして勝ちやすい布陣にしていったりと、岡田監督の決断がしっかりとハマりましたよね」と続け、岡田監督の采配を高く評価した。
また、同じく番組に出演した解説者の井端弘和氏は「強かったですね。2005年のリーグ優勝の時も9月が非常に強くて、なかなか追い上げられなかった経験があるんですけど……」と18年前を敵チームとして見ていた印象を思い返しながら、「今年の阪神は9月負けなしですから。2005年よりも強いチームだったのかなと思います。月を重ねるごとに強くなっていった印象があるので、付け入る隙がない完璧な優勝だったと思いますね」とし、今年のチームの強さを称えた。
歓喜と熱狂で湧く満員の甲子園で、6度宙に舞った岡田彰布監督。帰ってきた名将が見事な手腕で“アレ”を成し遂げた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』