2023.09.30 18:00 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 2 | 終了 | 4 | 横浜DeNAベイスターズ |
神宮 |
「“流れを断ち切れないな”って瞬間に……」
DeNAは30日、敵地でのヤクルト戦に4-2で勝利。神宮での最終戦を白星で飾り、2位・広島とのゲーム差も「1」のままキープした。
2-2で迎えた7回裏、2番手で登板した伊勢大夢が安打と四球で一死一・二塁のピンチを招くと、三浦大輔監督はスパッと諦めて上茶谷大河を投入。この策がピタリとハマり、上茶谷はイニングを跨いで8回までの1回2/3を無失点に封じる好リリーフを見せた。
すると直後の9回表、ネフタリ・ソトが田口麗斗から決勝2ラン。9回裏はJ.B.ウェンデルケンが三者凡退で締め、逆転勝利を挙げた。
同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した館山昌平氏は「必死の継投で何とかもぎ取ったという試合でしたね」と同試合を総括。その上で「絶対に負けられないDeNAがいろいろな継投をしましたよね」と三浦監督の継投策に注目した。
まずは7回の一手について「伊勢投手は前回登板でイニングを跨いでいましたが、今日は四球とヒットを出して“流れを断ち切れないな……”となった瞬間にすぐ上茶谷投手にスイッチした」と即座に上茶谷を送り込んだ決断を称える。
続けて「1イニングを任せられる投手は多いんですが、ここは最後の勝負所。1人で代えたり、またはイニング跨ぎをしたりと、中継ぎに制限が無いような継投でしたよね」と付け加え、最終盤での思い切った投手運用の意図を解説した。
チームはクライマックスシリーズ進出を確定させたものの、ファーストステージを本拠地で開催すべく、2位フィニッシュを目指して奮闘を続けている。
シーズンも残り2試合となった中、猛スパートをかけるDeNAは最後の最後で逆転を果たすことができるか。三浦監督が見せる執念の采配に引き続き注目していきたい。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』