「7番・8番くらいにポランコ、山口を」
ロッテは20日、敵地・京セラD大阪で行われた「2023 パーソル クライマックスシリーズ パ」のオリックス戦に0-2で敗戦。優勝アドバンテージを含めた対戦成績が1勝3敗となり、崖っぷちに追い詰められた。
この日は先発に澤村拓一を立てる“ブルペンデー”でオリックス打線を封じ、7回まで0-0の緊迫した接戦が続いた。しかし、打線もオリックス投手陣を打ちあぐねていると、8回裏に5番手の西村天裕がつかまり、若月健矢と頓宮裕真の連続適時打で2失点。9回表の攻撃も無得点で終わり、悔しい完封負けを喫した。
20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の大矢明彦氏は、「ブルペンデーということでどうなるかと思いましたが、きょうも投手陣はよく頑張りましたよね」と2失点で粘ったディフェンスを称えつつ、6安打を放ちながら決め手を欠いた打線を悔いた。
番組MCを務めた高木豊氏は「このポストシーズン、この時期に強いのが安田(尚憲)ですよね」とし、この日は無安打に終わったものの、ファーストステージからここぞの場面での活躍が光る背番号5を逆襲のキーマンに指名。その上で「安田を4番にしてもいいのかなと僕は思っているんです」と持論を展開する。
初戦では2安打・3打点と活躍が目立ったグレゴリー・ポランコが当たりから遠ざかっている現状を鑑み、打順変更をひとつの案として挙げる高木氏。「2番にいる藤岡(裕大)が当たっていて、角中(勝也)も状態が良いと。そこで4番に安田を置いて、7番や8番にポランコ、山口と置いたら怖いでしょ。もうとにかく一発行け!という感じで。そのくらい大胆なことをやっても良いのかなと思いますね」と大胆な提案を明示した。
吉井理人監督は「やることは変わらない」と強調したが、後がない状況で迎える第4戦でどんな策を打ってくるのか。スタメン発表から見逃せない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』