阪神の打線の組み方に着目
28日から始まるセ・リーグ王者・阪神タイガース対パ・リーグ王者・オリックスバファローズの頂上決戦。
27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説の館山昌平氏は、DHを使えるパ・リーグでのホームゲームにおける、阪神の打線の組み方に着目した。
「やはり7番8番の坂本(誠志郎)選手、木浪(聖也)選手の繋がりですよね。坂本選手は梅野(隆太郎)選手と併用されているとき、打率は1割4分ほどしかなかったのですが、梅野選手の怪我で離脱したあとは2割4分5厘ほどと好調を維持している。また短期決戦でもしっかり本来の姿を発揮できたというところで、7番8番の坂本選手、木浪選手のしぶとい二人が、DHを前に入れることで8番9番にして上位に持っていくのか。もしくは9番にDHを入れるような形を取って、常に代打を送れるようにしていくのか。ここがすごく楽しみなところでもあるんですよね」と注目。
達川光男氏は「岡田監督は9番にミエセスとか色んな選手を入れてくるのではないか。8番までは変えずに行くような監督だと思いますよね」とシーズン通りではないかと予想すると、齊藤明雄氏は「ピッチャーからすると、今のオーダーを組まれている方が嫌なので、9番にDHを入れてくるような気がしますね」と投手目線でもシーズン中のオーダーがベストではないかと解説した。
CSファイナルステージでサヨナラ打を含む打率5割でMVPを獲得した木浪聖也と、2打点やサヨナラのお膳立てをした坂本誠志郎の“恐怖の下位打線"を、DHを使ってどう活かすのか。初戦のスタメンから注目ポイントとなる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』