2021年から3年連続4度目の日本S登板も…
オリックスの山本由伸投手(25)が28日、阪神との「SMBC日本シリーズ2023」の第1戦(京セラD大阪)に先発登板。6回途中10安打7失点でノックアウトされ、日本シリーズ初勝利はまたしてもお預けとなった。
3年連続で日本シリーズの開幕投手を務めた山本。4回までは要所を締めゼロを重ねたが、0-0で迎えた5回に阪神打線に捕まった。
先頭の5番・佐藤輝に安打と盗塁を許すなど一死三塁のピンチ。7番・渡邉諒は初球の155キロで詰まらせたが、これが中前にポトリと落ちる先制適時打となった。なおも二死一、二塁で、1番・近本には右中間突破の2点適時三塁打を浴び3失点目。続く中野にも左前適時打を許し4点目を失った。
6回も続投したが、先頭打者への四球からピンチを作り、8番・木浪に左前適時打を許し5失点目。9番・坂本にも適時二塁打を左翼線へ運ばれ6点目を失った。なおも二死二、塁の場面で降板。リリーフした2番手・山田が2番・中野に左前適時打を許し、山本の登板結果は6回途中10安打7失点、7奪三振1四球となった。
山本はロッテとのCSファイナルステージ第1戦(京セラD大阪)でも、勝利投手になったものの7回10安打5失点で降板。これで今季のポストシーズン(PS)は2戦合計で12失点となり、4度目の登板でも日本シリーズ初白星はつかめなかった。