2023.10.29 18:30 | ||||
オリックス・バファローズ | 8 | 終了 | 0 | 阪神タイガース |
京セラD大阪 |
「これが岡田監督の信念ですよ」
阪神は29日、敵地での『SMBC日本シリーズ2023』第2戦に0-8で敗戦。これで戦績が1勝1敗のイーブンに持ち込まれてしまった。
前日に山本由伸を攻略した阪神打線だったが、この日は一転して相手先発の宮城大弥に6回まで零封されてしまうと、投げても先発西勇輝が4回途中4失点でノックアウトと終始相手に主導権を渡してしまう展開に。
その後は7回にさらに3点を奪われると、8回には大山悠輔の失策でさらに追加点を献上。なんとか反撃したかった打線も散発4安打無得点に封じ込まれ、前日のリベンジを食らう恰好となってしまった。
投打振るわず敗れた阪神だが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では2試合で9打数1安打とバットが湿っている3番・森下翔太の姿が話題に。
この日は4回に無死一塁から併殺打に倒れるなど4打数無安打と本来の打棒が影を潜めているが、これについて出演した江本孟紀氏は「結果論で言うとバントしてもいいんじゃないかって思ったんだけど、森下を信頼してここで一発行けば宮城を潰せるとベンチは考えたんでしょうね」と同場面を振り返り、ベンチの信頼があってのヒッティングだったとの見解を示した。
続けて「でもこれが岡田監督の信念ていうか野球ですよ。こういう所で代えない。そう簡単にはね……」と岡田彰布監督の理想とする野球を解説し、「代える時はサッと代えるんだけど、森下に本当に期待しているというのがここで良く分かりますよ」と岡田監督のスタメン固定へのこだわりを語った。
同じく出演した谷繫元信氏も「あそこでバントしてれば“良くあそこでバントしたな”ってなりますしね」とヒッティング采配自体に問題は無かったと続けたが、しかし「次の試合如何では岡田監督が代えてくるんじゃないかな」と3番はく奪の可能性を示唆した。
今シーズン、ルーキーながら10本塁打を放ち、勝負強い打撃で幾たびもチームのピンチを救ってきた森下だが、日本シリーズではここまで打線のブレーキになってしまっている。このままではスタメン落ちの可能性も見えているだけに、31日からの甲子園三連戦で仕切り直しと行きたいところだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』