「新庄監督が理想とする外野手に着実に育っている」
ゴールデングローブ賞を受賞し、さらにアジアプロ野球チャンピオンシップ2023で優勝にも貢献した万波中正に対し、20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治氏がその働きを称えた。
まず侍ジャパンで4試合に出場し、打率.353、ホームラン1、さらに強肩でもスタンドを湧かせた若武者に「非常に印象強かったですね。本当に若い選手のチーム編成に加わって。レギュラーシーズンですと、ある程度戦っている選手の傾向がわかっていながらやるんですけれども、一発勝負の国際大会では初めてのピッチャーと対戦する中で、どういう対応ができるかを考えたときに、非常に素晴らしい対応ができたのではないかなと思います」と適応能力を絶賛。
また「国際大会の勝たなくてははならないという戦いの中で、自分が打って決めるのではなくてどう繋ぐか。負けたら終わりなので、すごく繋ぎを意識するんですよ」とトーナメントの怖さに言及。「そういう部分では右方向のバッティングだとかが、これからの侍ジャパンの試合含めて、今度はチームに戻った時、来年日本ハムも上昇気流に乗らなきゃいけない、勝たなきゃいけないというときにすごく活きてくると思います」とライトへの軽打でチャンスを広げる活躍を見せたことが、今後の成長に大きく影響するのではと解説した。
さらにゴールデングローブ賞にも選出されたことに「全てにおいて進化してます。送球にしても新庄監督が就任してすぐに低くて強い送球から入りましたけれども、本当に監督も理想とする外野手に着実に育っているなという感じがしますよね」と目を細めていた。
23年シーズンは25ホームラン、オールスターでもMVPと飛躍の年となった万波中正。来年以降の成長にも期待大だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』