ロッテのドラフト5位・寺地隆成（明徳義塾高）は、これから始まるプロ野球生活での将来の目標に“日本代表”入りを掲げた。

　今年行われた『第31回 WBSC U－18ベースボールワールドカップ』ではU18の一員としてプレーし、「木製バットの方が打ちやすい感覚があったので、あんまり違いというのは感じなかったです」と木製バットにもしっかり順応。

　打撃は、広角に強い打球を打つことができる。「自分のアピールポイントとして打撃なんですけど、やっぱり広角に打てるのは自分のアピールポイントの一つです」と話し、「それともう一つは率を残せるというのを自分の中で軸にしています。ホームランバッターというよりは、アベレージを残せるバッターだと思っています」と教えてくれた。

　打撃フォームを見ると、どことなくソフトバンクの近藤健介に似ているようにも見える。近藤を参考にしているのだろうかーー。

　「参考にしているのは高橋由伸選手にしていますが、最近で言うと近藤選手の打撃の動画を見たりしています。目指すべきところは、近藤選手。率も残せてかつ、ホームランも打てるバッターを目指しています」。

　また、守備では捕手だけなく、一塁や三塁などいろいろなポジションを守れる。「最初はキャッチャーでやっていきたいと思うんですけど、他のポジションでも守れるぞというところを1年目に見せていきたいと思います」。

　プロの世界で活躍するために、「（打撃面でプロの投手は）球速も速いですし、落ちる系になると緩急の差が激しいと思うので、そこは柔軟に対応していかないと、今後は通用しないと思います。打撃力向上であったり守備も全然なので、しっかり自分の中でレベルアップしていきたいなと思います」と誓った。

▼ 寺地隆成
背番号：65
生年月日：2005年8月19日生
守備位置：捕手
身長 / 体重：177センチ / 82キロ
投 / 打：右 / 左
経歴：明徳義塾高－ロッテ（ドラフト5位）
目標：「一軍出場」
「1年目の目標は、一軍出場です。自分の持ち味だと思っている打撃を生かして一軍出場を目指したいと思います」
メモ：帽子が明徳義塾高と同じMのマークに「あまり違いもないので、すごく嬉しく思っています！」

取材・文＝岩下雄太