◆ ファームで最多勝

 日本ハムの長谷川威展が現役ドラフトでソフトバンクへ移籍した。

 左投げで独特なフォームが特徴の長谷川は21年ドラフト6位で日本ハムに入団し、1年目の22年は2試合・2回を投げ無失点、2年目の今季も一軍で9試合・8回1/3を投げて、防御率1.08。左打者に対して被打率.429(14-6)と課題があるが、右打者に対しては被打率.133(15-2)と抑え込んだ。

 ファームでも1年目が10試合・10イニングを投げて防御率1.80、2年目の今季はイースタン・リーグトップの8勝をマークし、34試合・42回を投げて防御率3.00だった。

 長谷川は球団公式Xでアピールポイントは「どんなバッターにも強気でいくピッチングです」と話し、「ホークスのリーグ優勝、日本一に貢献できるように、精一杯腕を振っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。

◆ ソフトバンクの左のリリーフ事情

 日本ハム時代は今季50試合に登板して20ホールド・防御率1.70をマークした河野竜生、31試合に登板し防御率.266だった宮西尚生、今季1度も失点することなく29試合連続無失点でシーズンを終えた福田俊と左のリリーフが充実しており、なかなか一軍で出番がなかった。移籍先のホークスは田浦文丸が45試合に登板したが、嘉弥真新也は退団しヤクルトへ移籍、モイネロも先発転向の報道もあり、左のリリーフが手薄。

 現役ドラフトで他球団に移籍した選手たちに比べると、知名度は劣る部分はあるが、ファームで結果を残し、来年プロ3年目の25歳と若い。2月の春季キャンプ、オープン戦でアピールしていけば、開幕から一軍のマウンドに上がり、シーズンが終わった頃には新天地で大ブレイクの可能性を秘めている。

 現役ドラフトによる移籍をきっかけに大竹耕太郎(阪神)、細川成也(中日)が大ブレイク。大竹と細川も、ファームでタイトルを獲得する活躍を見せてきた。長谷川はソフトバンクで花を咲かすことができるか注目だ。

この記事を書いたのは

岩下雄太

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