今シーズンのカギを握るストッパー争い
DeNAの三嶋一輝、石田健大、山﨑康晃、伊勢大夢、入江大生、石川達也の投手陣6名が恒例の厚木キャンプを敢行。朝の山登りから球場に移動し、ノックなどで汗を流した。
8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した笘篠賢治氏は「同じようなポストを争うような選手が集まって走っているじゃないですか。本当に仲いいですよね。だから誰がどの立場に行ってもみんながバトンタッチして、最後に任された人に繋いでいくんだという一体感を自主トレのときから感じますね」とベイスターズのストロングポイントでもある結束力に言及。
しかし守護神の座については「ただ誰がなるかでしょ?」とし「山﨑康晃もちょっと頑張らなければならないところも出てくるんですけど…伊勢、森原(康平)の2人の争いかなという気がしますけどね」と原点回帰でクローザー復活を目指す山﨑康晃は苦しいのではと分析。
もう一人の解説者・館山昌平氏は「森原投手のストレートは特殊球だと思うんですよ。高めが使えるというところで、ほかのピッチャーとは違う配球ができる。バッターとしては目線が変わってくるというところで、森原投手を自分は推したい。けど山﨑投手も伊勢投手も黙っちゃいないというところもありますね」と現況では決めきれない様子だった。
ルーキーイヤーから“小さな大魔神”として君臨していた山﨑康晃なのか、昨年途中からストッパーの座を掴み17セーブを挙げた森原康平なのか、一昨年セットアッパーとして無双していた伊勢大夢なのか、はたまた外国人を含む伏兵が現れるのか。26年ぶりのリーグ制覇を目指すDeNAベイスターズの守護神キップ争いは、オフシーズンから始まっている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』