同期のドラ2松本からも学ぶ姿勢
ヤクルトの新人合同自主トレが10日、埼玉の戸田球場でスタートした。髙津臣吾監督をはじめ、一・二軍の首脳陣が見守る中、新人6選手がキャッチボールやノックなどで汗を流した。
ドラフト1位の西舘昂汰(専大)、同2位の松本健吾(トヨタ自動車)、同3位の石原勇輝(明大)の即戦力投手3人については、髙津監督が「連れて行く予定にしています」と、現時点で一軍キャンプに帯同させる予定であることを明らかにした。
西舘は「元気よく一日目を乗り越えられた」と感想を述べ、「松本投手のキャッチボールは、胸に(球が)集まっていた。コントロールミスというのはプロの世界ではあってはいけないと思う。参考にしていきたい」と、同期からも学ぶ意欲を見せた。
「(体の)バランスが良かった。これからケガがないようにやっていきたい」と、自主トレ初日から手応えを得た様子だった背番号「14」は、「まずは一軍キャンプに帯同できるように、体づくりをこの1カ月間取り組んでいきたい」と意気込みを語り、2月のキャンプでアピールするために、コンディションを万全にして臨む。
視察した髙津監督は新人選手たちに対して「これからいろいろ経験して慣れて、一日一日ステップ踏んでいってくれたらいいなと思う」と話し、「いまの自分の体をしっかりつくることが大事。みんなが揃ったときに自分の動きができるかどうかというのが、すごく大事な3週間だと思います」と、チームの未来を担う6選手へ期待を込めた。
取材・文=別府勉