育成5位・冨山が快走!
ロッテの新人合同自主トレが18日、ロッテ浦和球場で行われた。
Yo-Yoテストで育成5位・富山紘之進(会津北嶺高)が、髙部瑛斗の球団新人記録を大きく更新する3160mを走った。Yo-Yoテスト前に新人選手たちに田中靖洋コーチが「出し切れよ!」という檄に、見事に応えた。
富山は11日に行われた1500m走でも5分23秒で新人10人中トップのタイムで走っており、これで1500m走とYo-Yoテストの二冠。1500m走、Yo-Yoテストの前は、1番になれそうだなと思っていたのだろうかーー。「体力には自信があったので、(1番に)なれそうだなというか、(1番に)なってやろうと思っていました」と力強い言葉が返ってきた。
学生時代は「小学校の時は僕より速い人がいたので、1番はとったことがないです。中学はマラソン大会がありませんでしたが、チームで走るってなったときはほぼ全部1位とかでした」と話し、「家に帰ってからもお父さんと一緒に、家の周りとかを走ったりしていました。毎回タイムを測ってもらってやっていました」と振り返った。
また打撃練習ではこの日、白木のバットではなく、「菅野さんにバットをいただいて、使っていこうかなと思いました」と、菅野剛士からプレゼントされた黒茶のバットで早速打った。
昨年12月7日に行われた新入団選手発表会で、「自分の武器は肩だと思います」と話していたが、「自分がアピールできるところは全部していきたい。いっぱいアピールして早く支配下取れるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
2年目以降の選手たち
2年目以降の選手では、茶谷健太と友杉篤輝がキャッチボール、ショートのポジションでノックを受けた。茶谷はショートだけでなく、サードのポジションでもノックを受けていた。
新人選手たちがレフトの芝生のところでメディシンボールを使ったトレーニングをしていると、その近くで吉田凌、山口航輝、山本大斗がランニング。吉田は長い時間ランニングした後、二保旭とグラウンドでキャッチボール。山口は山本とキャッチボール、外野でノック、室内練習場で打撃練習をして汗を流した。勝又琉偉もグラウンドでショートのポジションに入りノックを受け、白濱快起はサブグラウンドでダッシュを繰り返していた。
春季キャンプも目前に迫り、2年目以降の選手たちもロッテ浦和で練習する選手が増えてきた。
取材・文=岩下雄太