ロッテ石垣島春季キャンプ第1クール最終日となった5日、朝から雨が降り、時折激しく降った時間もあったが、グラウンドで練習が行われた。
昨季3年連続規定投球回に到達し、2年ぶりに2桁勝利を挙げた小島和哉は、今キャンプ2度目のブルペン入り。この日のブルペンでは昨季、バッテリーを組むことの多かった佐藤都志也がマスクを被り、時折「落ちている?」と変化球を確認する場面も。
練習後の取材で佐藤に確認していた球種についてフォークと明かし、「練習中なんですけど、難しいので毎日ちょっと試行錯誤して自分に良いのを探したりとかしていけたらなと思います」と語った。小島は昨季もフォークを投げていたので、2024年型に改良しているようだ。
一軍定着を目指す廣畑敦也は、今キャンプ3度目のブルペン入り。
キャンプ初日のブルペン後には「若干手応えがあったかなという感じですね」と話していたが、この日の投球については「変化球が多かったので、自分の思うように投げられている。ちょっと疲労は出ているんですけど、下半身を使って自分の投げ方ができるようにイメージしながら出来たので良かったかなと思います」と振り返った。
第2クール以降はライブBPや紅白戦と実戦を想定した練習が入ってくる。廣畑は「実戦が入ってくるのでしっかり集中して、自分の球を投げる。コントロールとかというよりは、バッターと対戦してどういう球がいっているか、バッターに聞きながらできたらいいかなと思います」と意気込んだ。
野手陣は全体練習後に角中勝也、平沢大河、和田康士朗、藤原恭大などが室内練習場で打ち込み。ルーキーの上田希由翔は室内練習場で守備練習を行っていた。若手の池田来翔、村山亮介、金田優太、勝又琉偉、黒川凱星らは、股割り連続ティーなどで汗を流した。
この春季キャンプでは15時頃から愛斗、大下誠一郎、松川虎生、小川龍成などの打ち込みが恒例となっているが、この日は愛斗と松川が最後まで打ち込んでいた。
松川はこの日、グリップエンドが大きいバットを使用して打っていた。そのことについてきくと「何も理由はないっす」とし、「ゴールドシュミット(カージナルス)が使っているので、それを真似して作っただけです」とのこと。シーズン中にグリップエンドの大きいバットの使用は「考えてないです」と教えてくれた。
第1クール毎日2時間以上打ち込んでいた愛斗は、全体練習後に振り込んでいる理由について「シーズン、試合が始まってきたら、これだけの量は打てない。振る体力をつけるために今は振っています」と説明した。
春季キャンプの第1クールを取材していて感じていたのは、若手野手は量を振り、投手陣もただ投げ込むのではなく、若手は実戦に向けて各自目的意識、意図を持って取り組んでいるように見えた。実戦練習が入ってくる第2クールでまず、誰がアピールするのか楽しみだ。
取材・文=岩下雄太
昨季3年連続規定投球回に到達し、2年ぶりに2桁勝利を挙げた小島和哉は、今キャンプ2度目のブルペン入り。この日のブルペンでは昨季、バッテリーを組むことの多かった佐藤都志也がマスクを被り、時折「落ちている?」と変化球を確認する場面も。
練習後の取材で佐藤に確認していた球種についてフォークと明かし、「練習中なんですけど、難しいので毎日ちょっと試行錯誤して自分に良いのを探したりとかしていけたらなと思います」と語った。小島は昨季もフォークを投げていたので、2024年型に改良しているようだ。
廣畑、今キャンプ3度目のブルペン入り
キャンプ初日のブルペン後には「若干手応えがあったかなという感じですね」と話していたが、この日の投球については「変化球が多かったので、自分の思うように投げられている。ちょっと疲労は出ているんですけど、下半身を使って自分の投げ方ができるようにイメージしながら出来たので良かったかなと思います」と振り返った。
第2クール以降はライブBPや紅白戦と実戦を想定した練習が入ってくる。廣畑は「実戦が入ってくるのでしっかり集中して、自分の球を投げる。コントロールとかというよりは、バッターと対戦してどういう球がいっているか、バッターに聞きながらできたらいいかなと思います」と意気込んだ。
全体練習後に打ち込む選手が多かった第1クール
野手陣は全体練習後に角中勝也、平沢大河、和田康士朗、藤原恭大などが室内練習場で打ち込み。ルーキーの上田希由翔は室内練習場で守備練習を行っていた。若手の池田来翔、村山亮介、金田優太、勝又琉偉、黒川凱星らは、股割り連続ティーなどで汗を流した。
この春季キャンプでは15時頃から愛斗、大下誠一郎、松川虎生、小川龍成などの打ち込みが恒例となっているが、この日は愛斗と松川が最後まで打ち込んでいた。
松川はこの日、グリップエンドが大きいバットを使用して打っていた。そのことについてきくと「何も理由はないっす」とし、「ゴールドシュミット(カージナルス)が使っているので、それを真似して作っただけです」とのこと。シーズン中にグリップエンドの大きいバットの使用は「考えてないです」と教えてくれた。
第1クール毎日2時間以上打ち込んでいた愛斗は、全体練習後に振り込んでいる理由について「シーズン、試合が始まってきたら、これだけの量は打てない。振る体力をつけるために今は振っています」と説明した。
春季キャンプの第1クールを取材していて感じていたのは、若手野手は量を振り、投手陣もただ投げ込むのではなく、若手は実戦に向けて各自目的意識、意図を持って取り組んでいるように見えた。実戦練習が入ってくる第2クールでまず、誰がアピールするのか楽しみだ。
取材・文=岩下雄太